pink & green

囚人のジレンマアサッテの人
いま読もうと思っている本。

ならべると眼がちかちかしそうな蛍光色2連発。書店でもそこだけが光っている感じ。まぶしい。『アサッテの人』の装丁については、きょうの毎日新聞(夕刊)に諏訪哲史がそのこだわりぶりを語っていた。

この装丁に、僕は当初からかなり細かな点にまでこだわって担当者にお願いしていた。(中略)すでに僕は自分で作ってきたこの装丁の原案を、単行本の出版部長に直接手渡し、深々と頭を下げ、なんなら土下座も辞さぬ覚悟でお願いを申し上げた。

「土下座」というのがすごい。会社勤め十数年ではまだ見たことのない光景だが、うーむ、こちらも読む前に深々と一礼をせねばならないだろうか。

ここのところ本屋さんに寄れなくて、堀江敏幸『雪沼とその周辺』(新潮文庫)は手に取れないまま。ネットでチェックしたら予想通りこちらは落ち着いた表紙で安心した。堀江さんと蛍光色はきっと一生縁がないに違いない。