昼下がりの西脇

本棚では横光利一の隣

アツイ。遅いお昼ごはんを調達するために近くまで行くだけでもいやになっちゃう。炎天下というわけではないけど、暑い昼下がりで思い出すのはいつも西脇順三郎

土人はみな家にはいつている
炎天に僕はひとり歩いた
土管の上にトカゲがいた
茄子が光つている
菫は燃えている
菫の葉の上にたまつている熱い砂が
手の甲にふりかかる
セーロンの昔

  「セーロン」(村野四郎編『西脇順三郎詩集』新潮文庫

株主総会を手伝うために朝早く出社したので、なんだか疲れてしまった。帰りに寄った本屋さんで『yomyom』をぱらぱら立ち読みし(今回は買わなくてもいいかなあ)、光文社古典新訳文庫で読み直している『カラマーゾフの兄弟』が面白くなってきたこともあって、『21世紀ドストエフスキーがやってくる』などを手にとって見るも、頭がボーっとして文字が眼に入らない。こうなってくると今日はもうだめ。早く寝ます。