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昨日の夜から調子が悪かったけれども、朝起きたらさらにダメダメな状態だったので会社を休むことにした。雨が降って寒いのでストーブをつけてコーヒーを入れてテレビをつけたらケーブルでベルイマンの映画をやっているのでそのまま観る。初期のコメディ『シークレット・オブ・ウーマン』（1952）。タイトルが安っぽいハリウッド映画のようだけど、中身は結構面白い。北欧の伝統なのか（？）お互いの浮気が発覚してもあまり深刻になりすぎないところが気楽に見れていいなあ。毛布に包まって映画を観ているうちにだんだん体調も復活してきたので、録画しておいたジャン・ルノワール『フレンチ・カンカン』（1954）も続けて観る。ラストのカンカンを踊る場面では涙が出そうな幸せな気持ちに。いい映画だなあ。

お布団に戻って岡尾美代子『Land Land Land』（ちくま文庫）を読む。ゆるゆるな写真と文章が今の気持ちにぴったり。これを読んでいたら立ち読みで済ませていた『Room talk』『Room talk 2』（どちらも筑摩書房）を買ってもいいような気がしてきた。

夕方からさらにもう一本、ゴダールの『アワーミュージック』（2004）も観る。そういえば最近のシャネルのＣＭが、ゴダールの『軽蔑』そのままで面白い。あの音楽が好きなのよねえ。