春は都電に乗って

会社で一日遅れの産経新聞を読む。月に一度ぐらい嵐山光三郎が東京の古本屋さんを訪ね歩く記事が載っていてひそかな楽しみにしているのだ。今月の訪問先は早稲田・古書現世。昨日買った『yom yom』でも酒井順子南陀楼綾繁さんに案内されて早稲田と神田の古書店街を訪ね歩くエッセイを寄せている。古書店を訪ね歩く記事がちょっとした流行なのかもしれない。それはともかく、産経新聞には写真が載っていて、酒井さんが「ガタイの良い、暖かな雰囲気の方」と印象を述べている向井店主を拝見することができました。東京に住んで20年ぐらいになるにもかかわらず早稲田にはまだ行ったことがない。神保町には弟が事務所を構えている関係でほんのときどき行くことがあっても早稲田にはそういうつながりがなかなかできなかったので、いままでずっと通り過ぎていたのだ。でも、酒井さんのエッセイと産経新聞の記事を読んで、ちょっと行ってみたくなった。写真の影響かな。暖かくなったら都電とセットで出かけてみたいと思う。

夜は昔の職場の先輩方と銀座でギョーザ。ここのギョーザはバナナみたいな大きさにもかかわらず、にんにくを入れていないためかあっさりとしていて、店の前を通るたびにお土産を買ってしまう。今日は焼きたてをビールと一緒におなかいっぱい食べる。

最近、仕事を終えて外に出るとまだ明るさが残ってる。春が来たなあと嬉しくなる。