Save me the Waltz

morinori2006-10-31

『こわれる』読了。ギャッビーを読んでから急にフィッツジェラルド周りが気になってきた。独特な比喩が多い文章で最初はなれなかったけど、中盤から急にスピードアップ。ワルツじゃなくってクイック、クイック。でも途中こんな文章に出会うと、突然スローモーに。

おたがいの理解がおたがいの地平線をのばしていくというのに、ふたりは自分を調整する必要にはいささかも思いをいたさず、ただ、やむをえないものとしておたがいを受け入れあい、しかも、変化よりも慣れあうことをえらんだのだった。彼らの不幸はここにあった。(青山南訳)

夜、近所のシネコンまでだんなさんと『父親たちの星条旗』を観にいく。『バンド・オブ・ブラザーズ』のコンプトン中尉役で出てた人がここでは軍曹として登場!思わずだんなさんと顔を見合わせた。