解答

レディースデーを待って『カポーティ』を観る。満員かも、というのは見当違いでかなり空いてた。最後まで緊張感が途切れない、すごくいい映画。フィリップ・シーモア・ホフマンはすばらしかったけど、後姿がうちのだんなさんにそっくりなのが笑った。色白で、ちっちゃくて、ぽっちゃり。スペインでネルを見送る姿なんてそのもので、思い出しては忍び笑い。

家に帰って『デスパレートな妻たち2』を観る。パート2に勢いがない理由がようやくわかった。ポールとザックがいないからだ。ブリーに恋するジョージも十分ヘンだけど、それだけじゃ物足りない。ザックなんて『ハピネス』のホフマンにも共通するようなオタクぶりだったのに。うーん、どうやら私はオタクっぽい人が好みみたいだ。

歳月のはしご (文春文庫)アン・タイラー『歳月のはしご』を読了。面白かった。ぼんやりとした不満から、突発的に家出する主婦の話。主婦じゃないけど、朝、電車の乗り換えの駅でいつも反対方向に乗りたくなるので気持ちがわかる。仕事もだんなさんもほっぽり出して誰も知らない場所で孤独に浸ってみたい。実行に移す勇気は、もちろん、ないんだけどさ。