Go Girl

休日。ここのところ飲み会続きで寝不足気味だったので一気に解消する。おりしも外は雨なので罪悪感も感じず(晴れているのにいつまでも寝ているとなんだか誰かに叱られそう)、一旦起きて掃除を済ませてから4時ぐらいまで布団の中。目覚めると激しい雨だった。
真夏の航海
外が晴れているのに読むと雨が降っている気がする、と書いたのは須賀敦子さんの本の解説をした江國香織さんだけど、今日の私の読書はそれと正反対。外が激しい雨なのに読むと汗ばむような暑い陽射しを感じずにはいられなかったカポーティの処女作『真夏の航海』。刹那的な青春物語。しかし、途中で気になったのは訳者の安西さんが「幸せ」を「幸」と書いていたこと。些細なことだけどなんだか引っかかってうまく読めない。アクセルをぐいーんと踏んだところで、急にガソリンが少なくなっていることに気づいたような感じ。主人公のグレディに逃げ切られ、置いてけぼりをくらってしまった。