不眠の本、旅の本

地元経済に貢献しようとカポーティの『犬は吠える』Ⅰ・Ⅱを買いに近所の本屋へ行くも、Ⅰしか置いていないのにちょっと腹を立てたのが昨日のこと。地元に背を向け、今日は会社帰りにターミナル駅の大きな本屋へⅡを買いに行く。ついでに「東京人」10月号も買う。

「東京人」は東京発の小さな旅が特集で、堀江敏幸さんら5人の紀行文が読めて嬉しい。今日読了したのもタブッキの旅の本でもある『インド夜想曲』。幻想的な内容ももちろんよかったけど、行ったことのない地名を地図でたどるのに、ついつい夢中になってしまう。文字通り、不眠の本。