2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月

「ママがプールを洗う日」ピータ・キャメロン ちくま文庫(再) 「囚人のジレンマ」リチャード・パワーズ みすず書房 「パワーズ・ブック」柴田元幸・編 みすず書房 「性分でんねん」田辺聖子 ちくま文庫 「夜明けの睡魔」瀬戸川猛資 早川書房 「ハマースミ…

こころは三角

なーんか8月はあっという間に過ぎてしまった。暑くて暑くて、ただそれだけ。ほとんどごろごろしていたような気がする。実りの少ない夏だったなあ。今日は会社帰りに『天然コケッコー』を観にいく。かわいいというか気恥ずかしいというか。世界陸上で棒高跳び…

夏のお買い得セール

ビル・マーレイが飲酒で捕まったのとは関係なく、最近よく聴いているCDは先日のブックオフのセール「2枚1000円」で買ったもの。夏の昼下がりにライムを搾ったテキーラのソーダ割と一緒に聴くのが似合うと思っていたけど、虫の声が聞こえる夜に、オンザロッ…

Dandelion wine

朝晩なんとなくひんやりした空気が通るようになったり、空が高くなったり、部屋の奥まで陽が差し込むようになったりすると、夏も終わりかな、と思う。スイカやカキ氷、浴衣やプールに未練たらたらというわけではないし、暑い暑いと文句も多かったけれどそれ…

本文と解説のあいだ

今週は夏バテがやってきたのと飲み会続きなのとで、電車に乗れば立ったままでうつらうつら。家に帰ればそのままベッドでぐうぐう。だんなさんに「お風呂いれたから入んなさい」と怒られてようやく起きだす始末。金曜日の今日はかなりすっきりしてきたけど、…

暑いけどミステリを読もう

せっかく涼しくなったと思ったら、また暑さがぶり返す。秋はまだまだ遠い。先日100円で買った瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』(早川書房)をぱらぱらとめくっていたら、ウィリアム・モール『ハマースミスのうじ虫』(創元推理文庫)を読み返したくなった。で、家の…

毎日が夏休み

暑い。言いたくないけど30分に一度ぐらいの割合で口にしているような気がする。暑い。会社はお盆休みがないので、今週も月曜日から普通に出社。ところどころで午後半休をもらってつかの間の夏休み気分を味わった。13日はあまり乗り気でない旦那さんを説き伏…

真夏の夜の夢

暑いなあ。温暖化現象が顕著だなあ。江戸時代はもう少し涼しかったはずだと思うけど、やはり暑いものは暑かったのか。杉浦日向子全集第3巻『百日紅(上)』(筑摩書房)の、夏が本番の浮世絵師の仕事を描く章「豊國と北斎」の書き文字とせりふを読むと、ます…

贈る本

『本の雑誌』9月号のなかで穂村弘が「本を贈ること」について書いていた。本を贈るのは難しい。その本を欲しがっている、ということを知ったうえで贈るんじゃなくってまったく未知の本を贈る場合は特に。それが古本だったらやっぱり、相当本好きの人じゃない…

高原へいらっしゃい

茶道部の先輩に誘われて、土曜日から小淵沢のOBの別荘におよばれ。有志によるこぢんまりとした茶会を開く。燦然と輝くロココ調のインテリアに、和のお道具類が不思議にマッチ。東京は35度を越えたらしいが、小淵沢は当然のごとくさわやかで、緑を眺めなが…

to be continued

きのうは映画の日だったので有楽座で『ボルベール<帰郷>』を観る。面白いなあ。逞しいなあ。ここのところビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』をやっぱりいいなあ、と観直していたんだけど、同じスペイン語をしゃべっていると…